

私と仲間

信頼し、成長しあえる仲間たち
地域おこし協力隊として主に一緒に働くのは、集落活動センター「結いの里」に常駐するスタッフたち。「結いの里」の中心機能である給食・軽食・直売所の機能を統括し、管理する会長をはじめ、調理スタッフや、同じ協力隊のメンバーもいます。UターンやIターンで就職している人もいるので、赴任してきて困ったことや分からない事を気軽に相談できる環境ですね。

若い世代同士の交流も活発な大川村
「結いの里」が基本的な就業場所となりますが、活動場所は村全体となります。高齢化がすすむ村ですが、村には20代〜30代前半の若い世代も数十名いて、若い世代同士での交流も活発なのだそう。青年団活動では、地域のお祭りを企画運営したり、村のさまざまなイベントを主催したりと、その活動は多岐にわたります。仕事の後にみんなで集まってお酒を飲んだり、休日に遊びに出かけたり…同じ世代がいる事で、和田さん自身も何度も助けられたといいます。

村の人みんなが、ともに働く仲間
大川村では、仕事で関わる人だけが仲間ではありません。人口400人という小さな村なので、村人全員が仲間のような存在。農作業の技術や地域で守っているルール、そして田舎暮らしの楽しさも、すべて村の方が教えてくれます。困ったことがあれば、いつもそばに助けてくれる人がいる。そんなあたたかい村です。

「ずっとここにいて」と言われる存在に
初めての隊員受け入れに、村民の方も当初は戸惑う事も多かったそうですが、和田さんが着任後半年が過ぎたころには「ずっとこの村におりや」「仕事がなかったらウチで雇ったる」と声をかけられるようになったそう。中には「こいつに仕事つくったってや」と村長に直談判してくれる方まで出てくるほど、この村に欠かせない存在となっていました。暮らしの事から仕事のことまで、いろんなものを与えてくれた村の方たちに対し、自然と「恩返しをしたい」と思うようになったという和田さん。自分を変えたい、成長したいという気持ちで赴任した青年は、いつのまにか「誰かのために」働きたい…そう思えるようになっていたのでした。